2023年9月30日(土)に埼玉県浦和市にある石井庭苑さんにて
「洗い出しであそぼ!」ワークショップを開催しました。
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大学生をはじめとして高校生、社会人、なんと今回は中学生も参加してくれました。庭づくりやものづくりに興味を持ってくれて申し込んでくれました。スタッフや講師の方たちのお子さんも加わり、幅広い年齢層の方々と和気あいあいとしたワークショップとなりました。
(中学生3名・高校生2名・大学生12名・社会人2名、計19名!)
今回は「洗い出し」という技法を使った 鍋敷きづくり です。
庭のしごとをもっと身近に、初めての人でも参加しやすい、そして「何か作ったものを持ち帰られるような喜びを!」という気持ちから今回の企画が生まれました。
●「洗い出し」とは、、、
庭づくりにおいて、床面をモルタルで仕上げる一つの方法です。セメント・砂(砂利)・水を混ぜ合わせ、固まる寸前に水で表面を洗い出し、混ぜた砂利の表情が浮き出させる仕上げをいいます。いわゆる左官仕事にあたります。
朝〜お昼:鍋敷きの枠になる木組みづくり
はじめに、スタッフや講師の方たちが作り方やコツを伝え、いざ作業開始です!
大工さん仕事にも近い作業です。
木枠をつくる過程にも、さまざまな工程があります。差金(さしがね)をつかって墨(すみ:印)をつけ、ノコギリやノミを使って材木を刻んでいきます。
初めて使う道具たち、難しいけど楽しい!
道具とともにある職人の仕事です。
一つ一つの工程を確認しながら、、、。
「こんなんで、いいんですか?」、「えっ、これあってますか?!!!」
教わったように手を動かしても、頭で描くイメージとは違くなってしまう。慎重に進めながらも、段々とカタチづいていく感覚に喜びを感じたり、友人たちと作ったものを見合わせたり、そんな風景が広がります。
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「昼にするか!」 木枠もできたところでお昼タイム
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お昼からは、いよいよ「洗い出し」!
まずは材料選び!
砂利や砂、色粉、思い思いの材料を選びます。
今回は、ガラスやタイル、割れてしまった陶器のカケラ、ビーズ、おはじき、持ち寄ったものも自由に使っています。
選んだあとはセメントと一緒に混ぜ合わせ、コテを使って、木枠に流していきます。
平らに、そして綺麗に隅をおさえていくのが、難しい、、、。型枠に流し込んだらアクセントをつけたし、一旦待ちます。ここまでくると、本当にいろんな表情が出てきました。
流れないくらい固まった様子を見て、表面だけ洗います。
▷「洗い出し」という名の工程!
水で洗い、スポンジで拭き取る。
この工程を繰り返し、埋め込んだ砂利など材の表情を出します。
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刷毛を使って、細かな材の表情も大事に。
うまく出るかな、、、、!
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そうして、完成です!!!!
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乾かしながら、みんなの作品を並べてみました。
選んだ材料の種類・量・配合が違うだけで、こんなにも表情が豊かになりました。
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お庭の施工と同じ技術を使って作っていますが、
これからの庭づくりに、また新しい発見もくれるような時間でした。
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Insatagramにも当日の様子をアップしていますので是非観てみてください!次回は、11月にまた新しい企画を予定しております。
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手つきやひとつひとつのモノの置き方、身につけているものまで、見れば見るほど見えてくるものが広がりますね。
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